2010年03月07日
SERA音楽祭2010&府中焼き見参! その2
ライヴアフターは、尾道の真二ファン・K嬢も加わり世羅町から府中市に移動。
ぐびぐびに備えてHちゃんの実家に車を置いて、ご近所の府中焼きの老舗「古川食堂」へ。
「古川食堂」は昭和36年開店、メディアにも度々登場する有名店だそう↓
ここで「府中焼き」について、少し解説。
私もHちゃんから聞いて知ったのだが、広島=「広島風お好み焼き」とずっと思っていたけれど、府中市には「広島風お好み焼き」とはひと味違う「府中焼き」という名物があるそうだ。
市内には約40店舗の府中焼きのお店があり、近年、ご当地グルメブームとも相まって県外からもグルメ通が訪れ、「府中焼きMAP」も発行されているとか。
府中焼きの特長は(Hちゃんの受け売りです)
★挽き肉を使う(広島風の場合は豚バラ肉)
牛・豚・合挽など、種類はお店によっていろいろならしい。
ちなみに古川食堂は合挽ミンチを使用。
★野菜はシンプルにキャベツのみ(広島風の場合はもやしも入る)
Hちゃんいわく、ねぎも紅生姜も邪道だそうです。
★「カープソース」が主流(広島風の場合はオタフクソースが主流)
カープソースは三次市で製造されているお好み焼きソース。Hちゃんの実家の食卓では、ソースと言えば「カープソース」で、まさにふるさとの味だそう。
府中焼きを実食する前に、まずはぐびぐびのアテに「いか炒め」700円↓
いかが柔らかくって、野菜はシャッキシャキ、ほんのりピリ辛でうんまい!
創業以来ダシを足し続け、守り継がれてきた「おでん」(厚揚げ、たまご、大根、各90円)↓
美味しすぎて、思わずおかわり(牛すじ100円 、巾着餅130円)↓
ダシはしっかりしみつつ、見た目ほど濃くなくて、あったかいやさしいお味。お酒にも合いますなあ
そして、いよいよメインディッシュの府中焼き「そば肉玉」480円↓
トッピングはシンプルに青海苔。
外はパリッ、中はふんわり、キャベツのほのかな甘みがいい塩梅。
カープソースは、甘さの中にぴりっとした辛さがあって、「甘辛」具合が絶妙♪甘さもまろやかで上品ですな。お好み焼きだけじゃなく、いろんなお料理に使えそう。
広島焼きのような見た目の派手さはないけど、素朴な味わいの中にじんわり深みがあって、食べ口がやさしくて、こりゃビールのおともに、何枚でもペロっと食べられそうですなあ。しかもワンコインでお釣りがくるとは、お財布にもやさしい
お店をきりもりする若奥様をパチリ↓
ちなみに、創業当時はあんまり物のない時代で、そばは入っていなかったそう。肉のかわりにカマボコが入ってたそうな。
卵も貴重品でお客さんが家から持って来て入れてもらってたらしい(持って来ない人は卵無し)。
昔はガスもなく練炭でやってたから昼の火が夜まで持たなくて苦労が多かったそう。
今回はお店の看板でもある女将さんにお会いできなかったが、次回また遠征して、女将さんにもいろいろ貴重なお話を伺いたいものです。
帰りはのんびり府中駅から在来線で福山まで。福山から新幹線に乗り換えて無事岡山駅に帰着。
普段なら、シメで岡山駅周辺のバーで飲むところですが、さすがにしこたま食べて飲んだので、もうこれ以上水分も入らんですなあ
真二王子のライヴ&府中焼きを堪能、プチ旅行気分も満喫した1日でした